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静まり返った石造りの学園、響く革靴の足音、交わるはずのない視線——。
ドイツ発・Amazonオリジナルの青春群像劇『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界』は、2024年に配信開始と同時にSNSで話題をさらいました。
“ヨーロッパ版『花より男子』”とも評される本作は、伝統ある学園を舞台に描かれる、階級と感情の揺れをえぐり取るラブストーリー。
そして2025年11月には、ファン待望のシーズン2が配信予定。
なぜこの物語が、ここまで人の心を掴むのか?その理由を紐解いていきます。
📌 この記事でわかること
- 『マクストンホール』がどんなドラマなのか
- この作品のどこが面白いのか、その魅力のポイント
- 見逃しがちな視点を知って、もっと深く楽しむ方法
👀 こんな方におすすめです
- 次に観る海外ドラマを探している
- 第1話だけ観て、ピンと来ずに止めてしまった
- シーズン2に備えて“違う視点”で見直してみたい
💠『マクストン・ホール(Maxton Hall)~私たちをつなぐ世界~』とは?
🎞️ 『マクストン・ホール(Maxton Hall)』ってどんなドラマ?
『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』は、ドイツ人作家モナ・カステンによるベストセラー小説『Save Me』を原作とする青春ラブストーリーです。
全3部作からなる“Maxton Hall”シリーズの第1部をもとに、2024年にAmazonがドラマ化。
舞台は英国の名門私立校・マクストン・ホール。奨学生として入学した少女と、学園を支配する上流階級の男子――交わるはずのなかった2人の視線が交錯する瞬間から、物語は動き出します。
階級・恋愛・秘密が交錯するこの作品は、“花より男子×ブリジャートン×ドイツ文学”とも評され、多くの視聴者を虜にしています。
📝 作品情報
- 原題:Maxton Hall – Die Welt zwischen uns(英語表記:Maxton Hall – The World Between Us)
- 原作:モナ・カステン著『Maxton Hall: Save Me』(Maxton Hallシリーズ第1作)
- ジャンル:青春ラブストーリー/学園ドラマ/階級ロマンス
- 制作国:ドイツ
- シーズン数:シーズン1(全6話)※2025年11月にシーズン2配信予定
- 配信プラットフォーム:Amazon Prime Video(独占配信)
- 日本語吹き替え:日本語吹き替えあり
🎭 登場人物とキャスト
👩🦰 ルビー・ベル
(ハリエット・ハービッグ=マッテン)
奨学生としてマクストン・ホールに通う主人公。芯が強く、秘密を抱える上流階級に巻き込まれていく。
👱♂️ ジェームズ・ビューフォート
(ダミアン・ハルドン)
学園を支配する上流階級の御曹司。ルビーと出会い、価値観が揺らぎ始める。
🏠 ベル家
- エンバー・ベル(ルナ・グライナー)
ルビーの妹。姉思いで家庭の事情にも敏感。 - アンガス・ベル(マルティン・ノイハウス)
ルビーの父。過去のとある事故が原因で車いす生活を余儀なくされている。 - ヘレン・ベル(ユリア=マリア・ケーラー)
ルビーの母。ベーカリーに勤務し家系を支えている。
🏰 ビューフォート家
- リディア・ビューフォート(ソニア・ヴァイサー)ジェームズの双子の妹。
- モーティマー・ビューフォート(フェジャ・ファン・フェット)
ジェームズとリディアの父。冷徹で支配的な存在。 - コーデリア・ビューフォート(クレリア・サルト)
ジェームズとリディアの母。 - パーシー(ヒュン・ワナー)
ビューフォート家の執事。
🏛️ マクストンホール
📚 慈善イベント実行委員会
- リン・ワン(アンドレア・グオ)
ルビーの親友。 - キーラン・ラザフォード(フレデリック・バロニエ)
ルビーに思いを寄せている。
🥍 ラクロス部
- シリル・ヴェガ(ベン・フェリペ)
クラスのムードメーカー的存在。 - アリスター・エリントン(ユストゥス・リースナー)
ジェームズの友人。エレインの弟。 - ケシャブ・パテル(ゴヴィンダ・ガブリエル・チョレッティ)
- レン・フィッツジェラルド(エスマエル・アゴスティーニョ)
💎 その他の生徒
- エレイン・アリントン(イーライ・リッカルディ)
ジェームズの婚約者でアリスターの姉。ルビーを敵視する。 - カミーユ(コジマ・レオニー・ヴィ―ゼント)
🎓 学園関係者
- グラハム・サットン(エイディン・ジャラリ)
教師。密かにリディアと付き合っている。 - ピッパ・ウィンフィールド(シンシア・マイカス)
教師。第2話から登場。 - フリーマン(カセム・ホジャ)
ラクロス部コーチ。 - レキシントン校長(トーマス・ダグラス)
校長。
📖 あらすじ
名門マクストン・ホール・カレッジに通う奨学生ルビー・ベルは、オックスフォード進学を目指して真面目に学業に励む日々を送っていた。
しかしある日、教師と生徒の“不適切な関係”を偶然目撃してしまい、学校のスキャンダルに巻き込まれてしまう。
その生徒は、上流階級ビューフォート家の娘・リディア。
彼女の双子の兄であり、傲慢な御曹司ジェームズ・ビューフォートは、家の名誉を守るため、ルビーの口を封じようと動き出します。
ジェームズは当初、ルビーの沈黙を金で買おうとしますが、彼女はその提案に一切屈しません。
毅然とした態度を崩さないルビーに対し、ジェームズは次第に苛立ちと興味を抱くようになります。
そんな中、ふたりは皮肉にも学校の委員会活動を通じて強制的に協働することになり、思わぬ形で距離が縮まっていきます。
ジェームズは、ルビーの芯の強さと誠実さに少しずつ心を動かされていきます。
一方ルビーも、彼の“仮面の奥”にある孤独や葛藤に気づき始めるのでした──。
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『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』はAmazon Prime Videoで独占配信中です。
❤️『マクストン・ホール(Maxton Hall)』のここが面白い!
🥿 王道シンデレラストーリーがやっぱり心をつかむ!
奨学生として名門校に通うルビーと、上流階級の御曹司ジェームズ。
身分も価値観もまるで違う2人が、反発しながらも惹かれ合っていく――
そんな“格差ロマンス”の王道展開が、この作品の大きな魅力です。
予想できる展開なのに、なぜか目が離せない。
それは、ルビーの芯の強さと、ジェームズの不器用な変化が丁寧に描かれているから。
“恋に落ちることで変わっていく王子様”と“自分の夢を諦めないヒロイン”という構図は、まさに現代版シンデレラ。
「わかってるのにキュンとする」――そんな感情を呼び起こす、王道の力がここにあります。
その構図から、本作は“ドイツ版『花より男子』”とも称されることがあります。
名門校を舞台に、庶民の少女と特権階級の御曹司がぶつかり合いながらも惹かれ合っていく――
そんな“格差ロマンス”の王道展開は、日本の視聴者にもどこか懐かしく、そして新鮮に映るはずです。
📗 「ドイツ語で紡がれるイギリスの青春劇」という不思議な魅力
『マクストン・ホール』はドイツで制作された作品で、キャストは主にドイツ人、使用言語もドイツ語です。
しかし舞台は“イギリスにある名門校”という設定。つまりこの物語では、ドイツ人俳優たちがドイツ語でイギリス人を演じるという、ちょっと不思議な構造が成立しています。
このギャップがむしろ新鮮で、まるでヨーロッパ全体の文化的融合を体験しているような感覚を視聴者に与えてくれます。
イギリスの階級社会、学園の緊張感、制服文化──そのどれもがドイツ語という響きをまといながらも説得力を持って描かれるのが、この作品ならではの魅力です。
📢 音声設定についてのご案内
上述の通り、『マクストンホール』のオリジナル音声はドイツ語です。
英語を含む他の言語音声は、すべて吹き替え版として提供されています。
俳優本来の声や演技のニュアンスを楽しみたい方は、再生時に音声設定を「ドイツ語(Deutsch)」に設定するのがおすすめです。
🎬 映像美が奏でる没入型の世界観
1. 🏰✨ おとぎ話のようなロケーション
物語の舞台となる「マクストンホール」は、実際にはドイツのマリエンブルク城で撮影されています。
ゴシック様式の荘厳な外観と、緑に囲まれた中庭や石造りの回廊が、英国名門校の幻想的な雰囲気を漂わせます。
このお城は、19世紀にハノーファー王国のゲオルク5世が王妃マリーのために建てたゴシック・リバイバル様式の美しい古城で、まさに“おとぎ話のような寄宿学校”の雰囲気を見事に演出しています。
ドラマでは、マクストンホール校の外観や中庭、廊下などのシーンに使われており、どこを切り取っても絵になるロケーションとして注目されています。
学園という設定を忘れてしまうほど、美しく重厚な空間。
中世の城を思わせるその場所は、まさに現代のシンデレラが物語を紡ぐにふさわしい舞台です。
ドイツ観光局公式Xより
ドイツ観光局公式インスタグラムより
2. 🌅🎨 自然光と色彩設計の繊細さ
柔らかな自然光が差し込む教室や図書室、霧がかった朝の校庭など、光と影のコントラストが感情の機微を映し出すように設計されています。
色彩も、制服のネイビーやレンガ造りの校舎の赤茶色が、クラシカルで落ち着いたトーンを生み出しています。
3. 🎥🎞️ 映画的なカメラワーク
静かなロングショットや、感情の揺れをとらえるクローズアップなど、映画のような構図とテンポで物語が進行します。
とくにルビーとジェームズの距離感を映像で“語る”演出は、セリフ以上に心を動かします。
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『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』は、4K Ultra HD対応。
美しい構図や繊細な光の演出が、4Kで観ることでさらに際立ち、まるで物語の中に入り込んだかのような没入感を味わえます。
もしまだ4K環境で視聴していないなら、この機会に視聴環境をアップグレードしてみてはいかがでしょうか?
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高速起動&Wi-Fi 6対応で、Prime VideoやNetflixもサクサク。Dolby VisionやHDR10+にも対応しています。
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🏰🎬 “マクストン・ホール”の舞台裏へ──特別なセットツアー映像
物語の舞台となった幻想的な学園=マクストンホール。
その撮影に使われたドイツのマリエンブルク城を、キャストが案内する特別映像(Exklusive Set-Tour)がドイツのAmazon Prime Video公式Youtubeチャンネルで公開されています。
この動画では、シリル・ベガ役のベン・フェリペがツアーガイドとなってセットの中を案内してくれています。
※字幕ON推奨(設定から自動翻訳の日本語字幕を挿入できます)
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『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』はAmazon Prime Videoで独占配信中です。
✨『マクストン・ホール(Maxton Hall)』をもっとおもしろく!
🎧 ドイツ語で観ると、物語の“響き”がより深く伝わる
前述のように、『マクストン・ホール』のオリジナル音声はドイツ語。
最初は“イギリスの物語なのにドイツ語?”と戸惑うかもしれませんが、ドイツ語特有の硬質でリズミカルな響きが、登場人物たちの緊張感や階級社会の空気をよりリアルに伝えてくれます。
特に、第一音節に強勢が置かれるゲルマン語らしいリズムや、子音の鋭さが際立つ発音は、セリフの感情をストレートに感じさせてくれる要素のひとつです。
とはいえ、日本語吹き替え版も非常にクオリティが高く、実力派声優陣による繊細な演技が作品の世界観をしっかり支えています。
全6話とイッキ見しやすいので、例えば初見では吹き替えで物語に入り込み、2周目はドイツ語音声+字幕で“本来の響き”を味わう──そんな楽しみ方もおすすめです。
🎵 音楽に耳を傾けて、感情の波と余韻を感じる
『マクストン・ホール』の魅力は、映像だけでは語り尽くせません。 シーンの空気をそっと包み込み、登場人物の心の揺れをなぞるように流れる音楽たち。 オリジナルのBGMでは、ピアノの旋律が静かな決意を、ストリングスが抑えきれない感情を表現。そして洋楽の挿入歌が青春の衝動を描き出します。 音楽は、セリフ以上に雄弁に“感情の波”を導き、観る人の心に“余韻”を残していくのです。
旋律が誘うその先へ。『マクストン・ホール』の物語を、ぜひ音楽とともに味わってみてください。
🎼 劇中で使われている楽曲の特徴
1. オリジナルスコア(劇伴)
- ドラマのために書き下ろされたインストゥルメンタル曲が多数登場。
- たとえば、ルビーが自分の夢や将来について語るシーンなどで流れる「Ruby’s Dreams」や、ジェームズの葛藤や変化を象徴するシーンで流れる「James’ Theme」など、キャラクターの心情や関係性を音で描くような楽曲が印象的です。
- 静かなピアノやストリングスが、セリフのない“間”を豊かに彩ります。
2. ライセンス楽曲(挿入歌)
- 洋楽のセレクトも秀逸で、感情のピークや青春の衝動を象徴するシーンで効果的に使われています。
- 代表的な使用曲には:
- 「Where’s My Love」/SYML
- 「All I Need」/Jake Bugg
- 「Song 2」/Blur
- 「Moth to a Flame」/Swedish House Mafia × The Weeknd
- 「November」/Max Richter など
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- Amazon Musicでは「Maxton Hall: Official Playlist」として、劇中で実際に使用された楽曲が網羅されたプレイリストが公開されています。
- ドラマの余韻に浸るだけでなく、執筆や作業中のBGMとしても心地よい構成になっています。
※Amazon Prime会員なら追加料金なしでプレイリストやサウンドトラックが視聴可能です。(シャッフル再生)
曲を選んでオンデマンド再生で聴きたい場合はAmazon Music Unlimitedがおすすめです。
🪞 映像や演出で丁寧に表現された心理描写に注目
『マクストン・ホール』が心に残る理由は、登場人物の感情を丁寧にすくい取る繊細な心理描写にあります。
しかし、それだけではありません。衣装や空間演出、カメラワークまでもが、キャラクターの内面と密接に結びついているのです。
たとえば、ルビーが着るシンプルなニットや制服の着こなしや、地味なバッグは彼女の誠実さや慎ましさを象徴し、
一方でジェームズやリディアの洗練された装いは、階級の違いと“見られること”への意識を静かに語ります。
また、感情の揺れを映すような静かな間や視線の交差、沈黙の演出も見逃せません。
セリフに頼らず、衣装・表情・空間の“余白”で語る演出が、物語に深みとリアリティを与えています。
こうした演出の積み重ねが、視聴者に「わかっているのに心を動かされる」体験をもたらしているのです。
映像に織り込まれた心理描写を丁寧に読み解いていくうちに、登場人物たちへの共感が深まり、気づけばあなたはもう『マクストン・ホール』の世界に魅了されていることでしょう。
📘 原作を読む
『マクストン・ホール』の原作小説を読むと、ドラマの背景や登場人物の心情がより深く理解できるはずです。
実は私自身も、この記事を書くにあたって原作との違いを伝えたくて挑戦しようとしたのですが……残念ながら日本語版はなく、私の英語力では第1部を読み切るのに1年くらいかかりそうな勢いだったため、あえなく断念しました。
ですが、英語に自信のある方や洋書を読み慣れている方には、ぜひ原作にも触れてみてほしいと思います。
ルビーとジェームズの物語が、また違った角度から見えてくるかもしれません。
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🕊️ 『マクストン・ホール』物語は次の章へ──シーズン2開幕!
そして――物語はまだ終わりません。
『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』は、2025年11月7日(木)よりシーズン2が配信予定です。
オックスフォードでの情熱的な夜を経て、ルビーとジェームズの関係は新たな局面へ。
しかし、ジェームズの家族に起きた“ある出来事”が、ふたりの運命を大きく揺るがすことに――。
再び心をかき乱す“格差ロマンス”の波に、あなたもきっと飲み込まれるはず。
11月7日~、シーズン1の余韻が冷めないうちに、ぜひ続編の世界にも足を踏み入れてみてください。
🎬 シーズン2の注目ポイント
原作小説第2部『Save You』をベースに、ルビーとジェームズの関係がさらに深く、そして複雑に展開していきます。
シーズン1のラストで描かれたオックスフォードでの情熱的な夜のその後、
ジェームズの家族に起きた“ある出来事”が、ふたりの運命を大きく揺るがすことに。
家族との別れ、父との対立、そしてルビーとの距離──ジェームズはこれまでで最も過酷な試練に直面します。
撮影はすでに2024年秋に完了しており、ベルリンやロンドンのロケーションも登場するとのこと。
🎥 ティザー映像も公開中!
YouTubeではシーズン2のティザー予告映像と、
「Maxton Hall: Staffel 2 Exklusive Einblicke vom Set」というタイトルで、
シーズン2の撮影現場を紹介する舞台裏映像(ドイツ語)も公開されています。
キャストのコメントやロケ地の様子が垣間見える、ファン必見の内容です。
『マクストン・ホール』は、静かな感情と美しい演出が心に残る物語。
その世界は、まだ終わりではありません。
続きが始まるその日を楽しみに待ちましょう!
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『マクストン・ホール ~私たちをつなぐ世界~』はAmazon Prime Videoで独占配信中です。
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