【ネタバレ】HBO 『The Last of Us|ラストオブアス』シーズン2第5話「愛を感じよ」感想

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【ネタバレ注意】
このレビューには『The Last of Us|ラストオブアス』シーズン2第5話「愛を感じよ」のネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください。

目次

ラストオブアスシーズン2第5話「愛を感じよ」あらすじ

前回までのおさらい

シアトルでWLFの兵士に見つかったエリーとディーナ。ふたりはWLF兵を倒して逃走し、トンネルへ逃げ込むが、WLFの追撃により感染者たちが動き出し、WLF兵に襲い掛かる。混乱の中、エリーはディーナを守るため自ら腕を差し出し感染者に嚙まれる。

ふたりは劇場跡へ逃げ込み、ディーナはエリーが感染してしまったと疑うが、彼女の免疫を知り安心する。そしてディーナは自身の妊娠を告白。ふたりはそこで夜を明かす。

翌朝、WLFの無線を拾い、レイクヒルにノラがいることを知ったエリーとディーナは、アビーの居場所を探るためレイクヒルの病院へと向かう。

あらすじ

ディーナはWLFの無線を拾い、兵士たちの動きから拠点の位置を推測しながら、地図を使って病院までのルートを導き出していた。巡回中の兵士たちの間に、警備が手薄な区画が存在していた。ディーナはその隙間を抜け、その先にある長大な建物を通り抜けて病院へ向かう計画を立てる。ふたりは劇場跡を後にし、目的地へと歩を進める——。

計画通り、大きな建物の内部へと潜入したエリーとディーナ。ディーナは、内部にいるのは数体のクリッカーだと予測し、警戒しながら奥へと進んでいく。しかし、発見した感染者はふたりに気づくや否や身を隠した。それは、以前スーパーマーケット跡でエリーが対峙した「賢い感染者」だった。
エリーは、一方が囮となり、もう一方が背後から仕留める作戦を提案。しかし次の瞬間、潜んでいたほかの賢い感染者たちが次々と姿を現し、状況は一変する。エリーは囮となる決断を下し、ディーナを安全な場所へと導く。ディーナは格子に囲まれた檻の中へと逃げ込むが、エリーは複数の感染者に捕まり、身動きが取れなくなる。ディーナは檻の中から銃で応戦するも、弾切れとなり、格子が崩されそうになり絶体絶命の状況に陥る。
そのとき、一人の男性が突如現れ、ショットガンで感染者たちを撃退し、エリーとディーナを救出。その人物はジェシだった。

ジェシーはエリーとディーナと共に建物を脱出。銃声を聞いたWLF兵たちが3人を追跡するが、彼らは草が生い茂る公園へと逃げ込む。逃走中、ジェシーはトミーと共にエリーたちを追ってシアトルへ来たことを明かす。公園の奥へ進むと、そこではセラファイトたちがひとりのWLF兵を処刑しようとしていた。身を潜めて様子を伺う3人だったが、敵に気づかれ、ディーナは足に矢を受けてしまう。

エリーは「劇場で落ち合おう」とジェシーに告げ、自ら囮となる決意をする。ディーナを担いだジェシーを先に逃がし、自らは敵の注意を引きつけながら追跡を振り切る。なんとか追手を撒いたエリーは、たどり着いた先で、当初の目的地である病院を発見する。

エリーは病院に潜入し、ついにノラを発見。銃を向けてアビーの居場所を問いただすが、ノラは突然逃走し、エレベーターの扉をこじ開け地下2階へと降りる。
エリーもすぐに追うが、そこは菌糸が広がり、空気中には胞子が舞っていた。ノラは胞子を吸い込んでしまい、奥で力尽き倒れ込む。エリーは再び問い詰めるも、ノラは口を閉ざしたまま。次の瞬間、エリーの手は落ちていた鉄パイプを握り締め、ノラへと振り下ろされる。

窓から柔らかな朝日が差し込むジャクソンの自宅。エリーはベッドの上で目を覚ます。ジョエルが優しく「おはよう」と声をかけると、エリーも微笑みながら「おはよう」と返した。

ラストオブアスシーズン2第5話「愛を感じよ」感想

物語が急展開するシアトル2日目。
今回は病院に到着するまでが描かれたので、次回のエピソードでノラとの対峙があるのかと思っていたら、まさかの即対面。病院の警備どうなってんだ、とツッコミたくなるレベルの速さでエリーがノラの前に現れる。

私はゲーム版を未プレイなので設定の細かい部分には疎いのだけれど、このドラマ版で初登場だった胞子の要素は、ゲームではすでに存在していたんですね。噛まれるだけでなく、胞子を吸い込むことで感染が広がるとなると、こういう場所では今後マスクの着用が必須になるんじゃないか。エリーは免疫を持っているから問題ないにしても、いくら感染しないとはいえ、大量の胞子を吸い続ければ呼吸器系に相当なダメージがありそう。

さらに、賢い感染者の存在も加わり、物語の緊張感は今後ますます増していきそう。新しい要素が追加されるたびに、エリーたちの生存戦略がどう変化していくのか、どんな戦いが待ち受けているのか、期待と不安が入り混じる。

そして迎えたラストのシーン。
ジョエルの姿を目にして思わず感極まった。もうこのドラマでペドロ・パスカルの顔を見ることはできないと思っていたのに。直前までノラへの凄惨な暴力が描かれ、ベラ・ラムジー演じるエリーの目が完全にイッちゃってるシーンの後だっただけに、ジョエルとの穏やかな朝の光景は、ほっこり度が限界突破してしまった。

夢落ちだったらどれだけ幸せなことか。でも、そんなことがあるはずもないし、それ以上に物語をつまらなくすることはない。分かっている。それでも、あの一瞬の幸せが眩しすぎて、つい願ってしまう。

復讐は復讐を生むだけで、何も生まない。
そんなことは百も承知なのに、それでもエリーには復讐を果たしてほしいと思ってしまう。この物語の面白さは、単なる復讐劇ではなく、復讐することへの葛藤と、その過程で生じる感情の揺らぎにあるのだと改めて感じた。理屈じゃない。本能的に、感情が刺激されてしまう。だからこそ、これほどまでに没入してしまうのだろう。

この先、エリーの選択がどんな結末を導くのか。期待と恐怖が交錯する中、次回の展開を待たずにはいられない。

最後までお読みいただきありがとうございました!




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