Amazonオリジナル『アレックス・クロス~狙われた刑事~』1話ずつレビュー|シーズン1第5話「ゲーム開始」

【ネタバレ注意】
本レビューは各エピソードごとの内容を詳しく解説しており、当該回のネタバレを含みます。なお、今後のエピソードに関するネタバレは含んでおりませんのでご安心ください。

前回のエピソードはこちら

目次

登場人物とキャスト

新たな登場人物

  • エレノア・ラムジー(ルイザ・マーティン):エド・ラムジーの母親
  • デックス・ノタリーレ(ジム・アナン):エド・ラムジーの幼馴染
パーティ招待客
  • ローレンス・バックリー(ロブ・スチュワート)
  • マリア・デイン(クリスティン・ブース)
  • ホレス(レックス・ヘイゴン):上院議員ケイトリンの夫
  • フェリシア(エスター・チョン)

前回からの登場人物

  • アレックス・クロス(オルディス・ホッジ):主人公、ワシントンDC警察の刑事
  • ジョン・サンプソン(イザイア・ムスタファ):アレックスの相棒
  • レジーナ・”ナナ・ママ”・クロス(ファニタ・ジェニングス):アレックスの祖母
  • エル・モンテイロ(サマンサ・ウォークス):アレックスの恋人
  • アンダーソン警察署長(ジェニファー・ウィグモア):ワシントンDC警察署長
  • シャノン・ウィトマー(エロイーズ・マンフォード):ラムジーに拘束されている女性
  • エド・ラムジー(ライアン・エッゴールド):連続殺人犯
  • ボビー・トレイ(ジョニー・レイ・ギル):ラムジーに雇われている元警察官
  • ケイトリン・ゴールドマン(マリオン・アドラー):上院議員
  • マリア・クロス(ショーンティー・シューラー・アーヴィング): アレックスの亡き妻

ストーリー

要約版はこちら

エド・ラムジーの屋敷とパーティの幕開け
ラムジーは、誕生日パーティの準備を進めながら、ボビーから届いた振込先のメモと謎の本を受け取ると、ワインセラーで拘束していたシャノンを「矯正」するため、殺人鬼アイリーン・ウォーノス作成の歯形を使う計略に出る。一方、上院議員ケイトリンや警察署長アンダーソン、そしてエルや刑事アレックスといった多くの招待客が集まる中、ラムジーは巧みに人々と挨拶を交わしながら、パーティのホストとしての顔を保っていた。
ラムジーの過去と隠された秘密
数日前、アレックスはジョンを通じてラムジーの故郷へ向かい、幼馴染デックスからラムジーの幼少期の不可解な逸話や、母親に関する情報(実はまだ生存している事実)を聞き出す。パーティ会場では、ラムジーが自身のチャリティ活動や私生活を語る中、アレックスはラムジーの書斎で血の付いた手紙を発見し、内面に潜む闇を探ろうとする。
混沌と絡み合う陰謀と暴力
パーティ進行中、ラムジーはエルを介して寄付交渉に動きながら、ワインセラーでシャノンの逃亡を阻止する。シャノンは、ボトルを割って武器となる破片を手にラムジーに襲いかかるが、ラムジーは反撃の末に彼女を制圧し、鍵のかかった扉越しにケイトリンを脅して再び監禁する。その後、ラムジーは傷の応急処置を済ませ、大きなバースデーケーキを携えてパーティに戻るが、アレックスはラムジーの着替えなど不自然な行動に疑念を抱く。
最終局面
突然、招待客全員のスマホに通知音が鳴り響き、署長はアレックスに近づいて「何をしたの?」と問い詰める。その画面には、アレックスが男性を殴り銃を突きつける映像が映し出され、動画は全員に共有される。アレックスは、動画を流した張本人がラムジーであり、ラムジーが連続殺人犯「ファンボーイ」であると訴えるものの、招待客はアレックスの暴力的な映像にしか目を向けず、彼の言葉は信じられなかった。見かねた署長の命令でアレックスは警備員に連れ出され、ラムジーは勝ち誇る笑みを浮かべるのであった。

エド・ラムジーの屋敷では、誕生日パーティの準備が進められている。ラムジーが支度をしていると、ボビーからお金の振込先口座番号が記されたメモとともに例の本が届けられる。
パーティが始まる前、ラムジーはシャノンを拘束しているワインセラーへと向かう。ラムジーは殺人鬼アイリーン・ウォーノスが作成した歯形をネットで購入しており、その歯形を使ってシャノンの歯を矯正しようとする。

屋敷には多くの招待客が集まっていた。ラムジーが姿を現し、上院議員ケイトリンとその夫ホレスに挨拶をする。その後、ラムジーは「エイプリル」と名前を呼び、一人の女性に声をかけた。その女性は警察署長のアンダーソンだった。署長は「毎年来ているけどあなたは年を取らない」と笑いながら言い、ラムジーは微笑みを浮かべつつ「そのお世辞は市長選の準備かな?」と応じた。そして、エルとアレックスも姿を見せた。

3日前――アレックスは、ラムジーの誕生日パーティに参加する予定であることをジョンに伝えていた。アレックスはラムジーの弱点を掴むため、彼の生い立ちや過去を探ることを決意し、ジョンをインディアナ州にあるラムジーの故郷へ向かわせた。

ジョンはワシントンDCから車を走らせ、ラムジーの故郷にあるバーへとたどり着いた。そこで彼は、ラムジーの幼馴染であるデックスと出会う。デックスは子供のころ、ラムジーの隣家に住んでいた人物だった。
「彼は異常だった」とデックスは語る。14歳のころ、町のあちこちで鳥が足を切断され、無残に殺される事件が相次いでいた。ある日、デックスは扁桃腺を切って寝込んでいたラムジーのお見舞いに行った際、切断された鳥の足がベッドの上にコレクションのように並べられている光景を目の当たりにしたという。
高校卒業後、デックスはラムジーから手紙を受け取った。その手紙には、フィラデルフィアに住む“ホワイト・マイク”という謎の人物について頻繁に書かれていたという。ジョンが「ラムジーには故郷に身寄りがいないのか」と尋ねると、デックスは「彼は母親のところにも何年も帰っていない」と答え、ラムジーの母親がまだ生きていることをジョンは知る。

一方、パーティでは招待客のフェリシアたちが、巷で話題となっている連続殺人事件について盛り上がっていた。話の矛先は署長とアレックスに向けられる。容疑者像について問われたアレックスは、ラムジーの動揺を誘うため、分析した犯人像を彼の目の前で語り始める。「白人男性、40代、上品で自信家、バンディと似たタイプ、カリスマ性があり裕福でコネがあるが、生まれ育ちは貧しい」

テッド・バンディ
テッド・バンディは、1970年代にアメリカで暗躍した悪名高い連続殺人犯の一人で、特にその巧妙な手口と異常な心理が注目されている。彼は、魅力的な外見と高い知性、そしてカリスマ性を武器に、若い女性を標的にした犯罪を繰り返した。バンディは被害者と接触する際、わざと腕や足にギプスを付けて怪我をしているふりをし、助けを求めることで警戒心を解いて接近するなど、巧妙な策略を用いた。
最終的に30人以上の殺人を認めたが、実際にはさらに多くの被害者がいると推測されている。バンディの事件はアメリカ全土を震撼させ、彼の冷酷で計算高い行動は、犯罪心理学の研究でも重要なケースとして扱われている。また、裁判では自身の弁護を行うなど、法廷での振る舞いも異例だった。彼のキャラクターと行動は、犯罪者の中でも特異な存在として語り継がれている。
さらに、バンディの人生は映画化され、2019年に公開された『テッド・バンディ』では、ザック・エフロンが主演を務めた。この映画は、バンディの魅力的な外見と冷酷な犯罪行為のギャップを描き、彼の人間性と犯罪心理を掘り下げた作品として注目を集めた。エフロンの演技は高く評価され、バンディの複雑なキャラクターを見事に表現したとされています。

ラムジーが招待客たちを前にスピーチを行っている最中、アレックスはジョンから連絡を受けて席を立つ。その場で、ジョンからラムジーの母親がまだ生きていることを知らされる。ラムジーがこれまで「母親は殺された」と語っていた理由について、アレックスは頭の中で分析を始める。そして、ジョンにラムジーの母親と直接会い、事情を探るよう指示を出す。

アレックスは電話を切ると、招待客たちの元へ戻ることなく、屋敷の中を捜索し始めた。彼はラムジーの書斎と思われる部屋に足を踏み入れ、慎重に部屋を調べる。やがて、机の引き出しを開けると、そこには血の付いた手紙が隠されていた。
その時、誰かが部屋に近づいてくる足音が聞こえる。アレックスが慌てて机の引き出しを閉めた次の瞬間、ラムジーが部屋に入ってきた。アレックスは隠れることなく、「トイレを探して迷い込んだ」と嘘をつく。部屋の眺めを褒めるアレックスに、ラムジーは笑みを浮かべながら「さすが殺人犯の心の中を探るプロだ」と言う。

さらにラムジーは、「誰かから君の好みのウイスキーを聞いた」と言い、そのパピー・ヴァン・ウィンクルを一緒に飲もうと提案する。彼はふたつのグラスにウイスキーを注ぐと、その片方をアレックスに手渡した。アレックスは警戒心を隠さず、ゆっくりとグラスを口元に運ぶ。ラムジーが先にグラスに口を付けるのを確認すると、アレックスはようやく一口を口の中に流し込んだ。ラムジーはウイスキーを飲ませた代わりに、事件の犯人像についてもっと知りたいと言う。

アレックスはそれに応じ、「犯人は非常に頭が良い。しかしその知性の裏側には、根深い不安が隠されている」と犯人像の分析を通じ、目の前にいるラムジーの心の奥底をあぶり出すように話を進める。「彼は自分を伝説にしようとしているが、実際はただのファンのようにスクラップブックを作っているだけだ。だから彼は『ファンボーイ』と呼ばれている」
ラムジーは「うまい名前だ」と返し、「そろそろ皆のところへ戻ろう」とアレックスに促した。

ラムジーは戻る前にひとりでワインセラーへと向かった。アレックスの見透かしたような発言が頭に残り、その内心の動揺を隠しきれない。彼はワイン棚に手を伸ばし、ボトルを取ろうとした瞬間、その手を滑らせてしまう。床に落ちたボトルは激しく割れ、その破片があたりに散らばった。ラムジーが他のボトルを手に取り部屋を出ると、シャノンは割れたボトルの破片を手に取ろうと、拘束された台を体ごと揺らし始めた。

パーティではディナーが始まり、アレックスを含め招待客全員がテーブルに集まった。ラムジーがスピーチを始める。それは、亡くなった母親が好きだったという聖書の一節と、自身が行っているチャリティ活動の重要性を説く内容だった。ラムジーは、自分の母親が殺された後、アイザイアという少年の援助を始めたことを語り出す。
「彼の父ジェイソンは麻薬の売人で、その父が家族を捨てた後、母ジョアンが亡くなった。ジョアンは娼婦で、麻薬依存症だった」とラムジーが語る。その瞬間、アレックスが何かに気付く様子を見せる。ラムジーは続ける。「子育てを担ったのは祖母レジーナ」。エルもはっとした表情でアレックスの顔を見る。
ラムジーはさらに話を続ける。「アイザイアは自滅的な性格だった。麻薬を買うために体を売る母親の姿が、彼の世間に対する怒りを搔き立てた」。エルがアレックスに問いかける。「なぜ彼はあなたの話をしているの?」ラムジーが話していたアイザイアとはアレックス自身のことだったのだ。
ラムジーは、アイザイアが妻と二人の子供に恵まれるも、妻が射殺されてしまったことを語り、こう続ける。「今の彼は再び自滅しようとしている。だが彼にチャンスを与えたのは僕だ。僕は彼を見捨てない。どれだけ彼が落ちようと」。

ディナータイムが終わり、エルがアレックスに尋ねた。「エドとの間に何があったの?」
アレックスは隠しきれなくなり、ラムジーが「ファンボーイ」であることをエルに打ち明ける。
その言葉にエルは動揺する。そしてアレックスがラムジーの正体を知りながら今まで黙っていたことを責め立て、その場を離れていった。

その時、アレックスにジョンから連絡が入る。ジョンはラムジーの母親が認知症であることを告げた。アレックスはジョンに、ラムジーが言及していた聖書の一節を彼女に読み聞かせ、それをきっかけに情報を引き出すよう指示した。ジョンはその指示に従い、ラムジーの母親から彼の妹についての話を聞き出すことに成功する。

アレックスのもとを離れたエルは、帰ろうとしたところをラムジーに引き留められる。ラムジーは、「財団に寄付してもらえる絶好の機会だ」と言い、招待客の一人であるバックリーを説得するようエルに促した。エルはラムジーの正体を知りながらも、それを悟られないよう従い、バックリーに会いに行く。
エルは財団の活動目的を説明しようとしたが、バックリーは具体的な経費の内訳や、エル自身が法執行機関に対するデモに参加していた過去について、次々と厳しく問いただした。さらに、地域と警察の関係促進に力を注ぐ自身の立場を強調しながら、財団の活動に対する懐疑的な姿勢を崩さなかった。しかし、ラムジーがエルの恋人が刑事のアレックスだと説明すると態度を一変させ、財団への寄付について具体的な提案をエルに持ちかけた。

そこにアレックスが現れ、エルのもとへ近づき「大丈夫か?」と声をかけた。彼の表情には心配が浮かんでいたが、すぐに視線をラムジーとバックリーへと移し、「一体何をしていたんだ?」と詰め寄った。
彼らはエルの財団への寄付について説明を始めた。しかし、エルはそれ以上その場にいることを望まず、静かに「失礼するわ」と言い残し、その場を離れた。
アレックスはエルを追いかけ、彼女に話をしようとしたが、エルの心は冷たい怒りに満ちていた。愛する人に捜査のために利用されたと再び責め立てる彼女の言葉に、アレックスは沈黙せざるを得なかった。

エルがその場を去った直後、ラムジーがアレックスに近づいてきて「ケンカでもしたのかい?僕がとりなそうか?」と声をかける。
アレックスは、「それより、そろそろあんたにお返しをしたい」を言いスマホを取り出し、画面をラムジーに見せた。そこには、ハッピーバースデイを歌うラムジーの母親の姿が映し出されていた。
その瞬間、ラムジーの顔に動揺が走り、さらにアレックスは鋭く彼の心の内を暴き始める。「あんたは頭の中で母親を殺したんだ。母親は生きていても自分を愛してくれない。そう考えて傷つくことがないように」

ラムジーは冷静に反論した。「近いな。でも違う。だが、一人っ子になるためなら何でもすると言った。どんなことでも」
彼は一瞬間を置き、さらに続けた。「誰にでも秘密はあるものだ。僕は自分の秘密を公表したって構わない」
その言葉を聞き終えると、アレックスは静かにラムジーの肩に手を置き、囁くように「誕生日おめでとう」とだけ言い残し、その場を離れた。その直後、ラムジーはスマホを取り出し「今すぐやれ」というメッセージを素早く誰かに送信した。

ラムジーがワインセラーに入ると、そこには拘束していたはずのシャノンの姿がなかった。彼女を縛り付けていた台だけが横倒しになり、静寂の中に不穏な気配が漂っていた。
その時、扉の影からシャノンが飛び出し、ラムジーの背後に襲い掛かった。彼女は手にしたワインボトルを机に叩きつけて割り、その鋭い破片を武器として構えた。
ラムジーはすぐに彼女を押さえつけようとしたが、シャノンは激しく抵抗し、隙を突いてラムジーの腹部を切りつけた。鋭い痛みにラムジーが倒れ込むと、シャノンはその隙を逃さず、素早くその場を離れ、逃亡を図った。

その頃、招待客のケイトリンは煙草を吸うためにひとりで中庭に出ていた。煙草に火をつけた瞬間、ガラス扉の向こうに逃げてきたシャノンの姿が現れる。ケイトリンは驚きながらも彼女を助けようとするが、扉には鍵がかかっていて開けることができなかった。
その間にラムジーがシャノンに追いつき、彼女を追い詰める。シャノンはアイリーンと同じ顔にされることを阻止しようと、手にしていたワインボトルの破片で自分の顔を傷つけた。「やめろ!」とラムジーが叫びながらシャノンを殴り、彼女を気絶させる。
ラムジーはガラス扉の鍵を開け、一部始終を見ていたケイトリンに近づき、「このことは誰にも話すな」と低い声で脅しをかけた。そして、気絶したシャノンを抱え上げ、再びワインセラーに彼女を監禁した。

ラムジーは、シャノンによって受けた傷の応急処置を済ませ、大きなバースデーケーキと共に招待客たちのもとへ戻った。
アレックスは、ラムジーがシャツを着替えていることに気付き、ワインセラーで何かがあったのではないかと察し、「まさか彼女をこの屋敷に監禁しているのか?」と問い詰めた。しかし、ラムジーは冷静を装い、「何を言ってるんだ」としらを切る。

その時、招待客全員のスマホが一斉に通知音を響かせた。ざわめきが広がる中、署長が険しい表情でアレックスに歩み寄り、「何をしたの?」と問い詰めながら、自身のスマホを差し出した。
画面には、アレックスが男性を殴りつけ、さらに銃を突きつける様子が映し出されていた。銃口を向けられた男性が命乞いをする姿も映り込んでおり、その動画は招待客全員に送られていた。冷たい視線が一斉にアレックスへと向けられ、場の空気は一瞬で凍りついた。

アレックスは、動画を流した張本人がラムジーであること、そしてラムジーが連続殺人犯「ファンボーイ」であることを招待客たちに説明しようとした。しかし、動画に映るアレックスの暴力的な姿を見た招待客たちは、彼の言葉を信じようとはしなかった。見かねた署長は彼に帰るよう命じ、警備員がアレックスをその場から連れ出した。一方でラムジーは勝ち誇ったような笑みを浮かべていた。

感想

いよいよアレックスとラムジーの直接対決の幕が開けました。いや~心理戦が熱い展開でしたね。アレックスとラムジーの対決は、単なる言葉の応酬ではなく、互いの内面をえぐり出すような鋭い駆け引きが見どころでした。

今回の対決の裏では、ふたりの過去も明らかにされました。ラムジーには妹がいて、その妹は小さいときに亡くなっています。アレックスの分析によれば、ラムジーは母親から十分に愛されず、母親の関心を自分に向けさせ、さらにはその愛情を独り占めするために悪いことをしていたと考えられます。ただ、子どもを失った親には、残された子どもとの距離を置いてしまう場合がよくあるので、ラムジーが単に母親に愛されなかったと思っていた可能性も否定できません。しかし、ラムジー自身が口にした内容は、妹殺害の自白とも取れるもので、もし母親の愛情を独り占めするために妹を殺していたとすれば、とんでもないサイコとしか言いようがありませんね。
このあたりはまた次回以降のエピソードで詳細が明かされるのを期待したいです。また、デックスが口にしていたフィラデルフィアのホワイト・マイクとは誰なのか、ラムジーの過去とどのように関係しているのかも気になるところです。

アレックスの過去についても少し明らかになり、ラムジーの口から語られることになりました。アレックスの父は麻薬の売人で、母親は娼婦。父は家族を捨てその後母は亡くなっていたと。だからアレックスの両親は今まで出てこなかったんですね。アレックスのこれまでの行動や性格にどれほど影響を与えたのかを考えさせられます。

さて、次回に持ち越された謎は、誰がアレックスの動画を流出させたのか、アレックスの好きなウイスキーをラムジーに教えたのは誰か、といったところでしょうか。このふたつは同じ人物の可能性が高いですね。
前回までのエピソードではなんかエルが怪しいなと思っていたんですが、今回見る限りエルではなさそうだなと。署長ことエイプリルが今回怪しくて、市長選の話もありましたし、ラムジーのコネを利用するためにラムジーに協力してるんじゃないかという疑いが出てきました。そう考えるとあれほどエミールの事件を自殺か事故で片付けようとしていた理由も納得ですよね。このような伏線が次回どのように繋がっていくのか今後の展開にもますます目が離せません。

ではまた次回のレビューでお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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